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晩秋の内房釣行記 |
またまた来ました保田漁港(2009/11)
●さて、約1ヶ月の休養の後、再び釣行する事にしたのだが、行く場所が決まらない。 今時分なら、三保とかは最高に楽しいだろうとか、伊豆の地磯で上物三昧も良いだろうとか、どうせなら釣り&温泉でノンビリできる場所も良いなとか、色々考えたのだが土日の高速道路の混み具合を見ると、どうも西方面には行きたくない。 往きは良いのだが、帰りが辛すぎる。渋滞にハマった横でグ〜スカ寝られたんじゃ堪らないし、かといって、寝ないでブ〜ブ〜言いながらの車中はもっと辛い。 なので、又しても内房方面に行く事にして(往復で渋滞を経験した事は無い)、保田じゃない所(いい加減保田は飽きている)で良さげな場所を探してみたら、大六のちょっと南の竜島漁港/堤防は良いんじゃないかと・・・足場も良いし、色々な釣りが出来そうだし・・・思っていた。 しかし、出発前に『竜島漁港は釣り禁止になっている。なんでも、アオリの餌木師と漁協との間で一悶着あって早朝や夕マズメの時間帯は釣り禁止になったらしい。』という情報がゴンちゃんから入ってきたので考え直す事になった。 とは言え、無い頭でいくら考えても良い案が出るわけもなく結局、勝手知ったる保田に行く事に・・・。何ともイージーな連中である。 それを知らぬ北ちゃんは、気合い入りまくり状態で、自宅近所の釣具屋でコマセ・集魚材・クワセ等を買い揃え、お弁当まで用意してくれていた。 初めて行く釣り場では負けるわけにはいかないのだ!と気合いを入れて居たところに、『また保田に行く事になった』と知らされた時の彼の落胆振りは大いに伺い知れる。 『あ、あ、そうなんだ〜』という言葉に全て集約されていた。 まあ、四の五の言っても始まらないので釣り場に向けて出発〜! ゴン吉とは、いつもの24時間営業の釣具屋で待ち合わせ。こっちは行徳から木更津南を目指す。さすがに道はガラ空き。丁度1時間くらいで釣具屋に着いた。 集魚材やエサを物色してたらチョイ遅れてゴン吉も到着。マルキュウのV10チヌかV10チヌスペシャルにすべきか散々迷ってノーマルのV10にしてみた。 これって、使ってみた感想なのだが、白い煙幕が張るのはよいのだが落ちるのが遅い。エサ投入と追いコマセのタイミングが難しい。特に流れがある場面だと苦しむ。 なので、次回は『ダイワの安物』にしてみるつもり。 クワセは、なるべく『まがい品』をチョイスしてみた。昔は優秀だったマルキュウのクワセもここ数年の『自然環境に優しいエサ作り』の影響なのか、ハリ持ちが非常に悪い。 投入する前にエサだけ飛んじゃってる〜ってのが多すぎです。 で、名前は忘れてしまったがその購入したまがい品のクワセは非常に優秀であった。しっかりとハリに刺さり、身が千切れたりもしない。バリを釣ったそのエサを再利用できたりもした(笑)。 ゴン吉は、投げサビキ用のコマセと集魚材を購入して、フカセは少量に抑えていたが、吉と出るか凶と出るか・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 釣り場に着いたのが、午前4時前。辺りは真っ暗であったが、数人の釣り人が既に入っていた。 我々は、いつもの場所に陣取って、準備を始める。我が輩は電気ウキのフカセを。ゴン吉は投げ仕掛けを。そして、北ちゃんは早い朝飯を食らっていた。 まあ、暗いうちから釣れた事はないから焦る事はないのだが、もしかしてクロダイ釣れたりしないかな〜。という、淡い期待もあったのは確かだ。 予想通り、電気ウキは微塵も沈むことなく1時間が経過し、一服するためにテトラから上がった時に、ゴン吉の投げ竿の鈴が軽快に鳴った。 ゴン吉、嬉しそうにリールを巻いていますが、何が釣れたのでしょう〜。そうです、ゴン吉だけにゴンズイだったのです(笑)。 なかなかのサイズのゴンズイだったのだが、ゴンズイじゃどうもならんでしょ(笑)。が、本人はボウズを逃れたと思ってやがるのだから始末が悪い。(爆) 我が輩は、電気ウキを諦めて、底モノ狙いにスイッチ。先日ハードオフで手に入れたリール(チームダイワS2004C)をバスロッドに装着して、ブラクリ仕掛け。 20m位投げて、軽くトゥイッチングしながら巻いてくると、いきなりフィッシュオン!ドラグは出て行かないが、割と良い引きを見せてくれた。 茶色っぽい魚体を確認して、手前のテトラからブッコ抜こうとした矢先にバラした。よく見てみると、ブラクリとハリを繋ぐPE見たいな糸がぶち切れていた。 まじかよ〜!?(◎-◎) 一体、どんな魚だったんだ??? バラしたが、魚が居る事が分かれば、立ち直りも早い。手持ちのブラクリはもう無いので、ゴン吉におねだりして1個だけ貰い受けた。 が・・・その貴重なブラクリも次のキャストで、魚にフックしたとたん、切られた。同じ様にPEみたいな糸が切られていた。 仕方ないので、手持ちのハリとハリスを使ってブラクリと結び付けてやってみたが、既に夜が明けていて、それ以降は当たりがなかった。ん〜、残念! ゴン吉の投げ竿にはゴンズイの後は一向に当たり無しの様で、イライラしながらも、投げサビキの仕掛けを作っていた。 投げサビキは、群でも入っていれば、売るほど釣れるが、そうでない場合は、全く退屈な釣りとなる。 で、結局ゴン吉は後者の場合となったのだけども、右の方でやっていたスキップバニー親父が鯖を釣り上げていたので、手段を講じれば何とかなったのかもしれない。 北ちゃんがスキップバニーに挑戦してみるも、数投したら飽きたらしく(笑)、投げ釣りに戻った。 朝飯を食らいながら、二人の投げ竿を見ていると、北ちゃんの竿に当たりがあり、10cm位のカワハギが掛かっていた。 そこから、再び当たりのない時間が経過していく。釣れない運命とも知らず、ゴン吉は一生懸命にカゴ仕掛けを投げ続けている。 我が輩は、電気ウキを普通のウキに戻してフカセを再開。時計がまだ7時なので、釣れないだろうとは思いながらの釣り。 が、ウキが沈んでフィッシュオン!20cm位のバリであった。引きはかなり弱い。1ヶ月前よりかなりのサイズダウン。 コマセを撒いても、集まってくるエサ取りの数も少ない。メジナらしき魚も見えない。その反対に大きなボラの集団がコマセを喰いに集まってきている。 バリはその後も数匹は釣れたが、メジナは1匹も釣れなかった。それどころか当たりさえないという時間帯が非常に長かった。 これは、3人に共通していたので、この場所はこの時期ではダメなんだろうと思う。 忘れた頃に、北ちゃんがベラを親子で釣ってみたりしてくれたが、とても退屈な釣行であった。 暇つぶしに、湾内を見て回ってみたが釣れている場所は無い模様。漁協よりの堤防でイワシが群れており、それをトリック仕掛けで釣っている若者数人。 案外、胴付きで遊んでみたら面白いかもしれないな。 対岸の赤灯テトラにも沢山の釣り人がノンビリと糸を垂れていた。我々が釣っている場所よりは変化に富んでいて面白そう。 次にここに来る事かあれば、場所を変えて釣ってみようと思う。 晩秋の日暮れは早いので、5時半には納竿。その後温泉に入ってから帰路につく。 市原のSAでマクドナルドを買い込んで、北ちゃんの家で日本シリーズを観戦。ダルビッシュが好投して北海道が勝った。 体調が万全でないダルビッシュはスローカーブを有効に使い、強打のジャイアンツ打線を抑えてしまった。 そうなんだな〜、どんな時でも工夫を怠ってては釣れないんだな〜。と本日の釣りを反省した。 |
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この日は大潮。 棚取りが難しいこともあったが、以前のような爆釣タイムは無かった。 バリも以前ほどの元気が無く、引きを味わう事も出来なかった。 11月だというのに、夏日並みの日差しで、またもや日焼け(笑)。 そういう、異常な気候も影響したのかもしれない。 |
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想うように釣れないゴン吉も暗い表情。 並継ぎの投げ竿がすっぽ抜けて飛んでみたり、竿立てが折れてテトラに落下したり、運もツキもない釣行であった。 |
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目の前を悠然と泳ぐエチゼンクラゲ・・・そりゃ、釣れないわけだ〜。 | |
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保田漁港:潮通しのよい海域につくられた漁港で大量のイワシやアジが接岸し、港のすぐ側で頻繁にナブラが立ち、それを追ってシーバスなども寄ってくる。そのため当たれば大釣りができる可能性がある。また、海底は砂地と沈み根が入り混じるのでメバル、カサゴ、アオリイカ、コウイカなども狙える。大きな漁港で休日は釣り人で賑わうことも珍しくない。釣り場が広く、足場のよいエリアではファミリーでも楽しめる。また、場所によってはベテラン向きのフィールドにもなる。港内に手ごろな負担で魚貝を食べられる大型レストランもあるので昼食に利用するとよい。ほか、昼夜営業のスーパー銭湯もある。【情報提供:tsurigeki.com】 | |
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