新潟小旅行の巻 2004年4月



●4月もまだ序盤だというのに、東京は既に桜は散ってしまって今年は花見をすることができなかったなぁ〜。
などと、ぼやいていたら・・・相棒から新潟に行かないかい?というお誘いがあった。
昨年、関西に連れていってくれた友からのお誘いに、間髪入れずイエスの返事。
今回は新潟のビッグスワン陸上競技場にJリーグの試合を見に行くのだ。そして美味い物を喰う!そんでもって、満開の桜を拝むのである。
さて、試合は午後4時からなので、東京を午前中に出発して、関越自動車道をひた走ることにする。
この日は4月とは思えないほど太陽がギラギラしており、最高気温は24度くらいあったらしいね。暑いわけだわ。
Tシャツでも良かったかもしれないな。
しっかし、週末でこんなに天気がよい割には道路は空いていた。あんまり早く着きすぎても困るので(笑)サービスエリアに寄りながらゆっくり目的地に向かった。
群馬にはいると、遠くに浅間山や赤城山が見えており、山の頂には雪がまだまだ残っていましたよん。
谷川岳などは真っ白で、そうだよね。天神平とかは5月までスキーできるもんな〜と1人納得してしまった。
そして関越トンネルを越えると、そこは新潟!
さすが新潟だ、道路の周りには雪がまだ残っていました。
スキー場もまだ営業しているらしく、リフトが動いていたけど客はいなかったな〜。
我々がスキーに熱中していたほぼ10年前に比べて、スキー人口が減ったことは確かだろうけど少なすぎないかい!?
バブル時に雨後の竹の子の如く建設ラッシュされたスキー場は、財政も厳しいらしく淘汰されたんだろうけど・・・。
お!加山雄三のスキー場ってあそこかな?(ホンマかいな)そう言えば、加山雄三のディナーショーって必ずここでやるらしいよ〜!元取れねーだろ!!と相棒が爆笑している。
バブルよ、もう一度!!の心境かな(笑)。

新潟は平地が多いなと感じたのは、高速道路の周辺が一面田んぼで、何キロも同じ景色なんだと気づいたとき。
6月になれば、一斉に田植えが始まるんだろうな〜。稲が実る頃は黄金色だね!
信濃川は雄大だし、時間がここだけゆっくり流れているような感じ。良い所だと思った。
なんだかんだで順調に目的地に着いた我々は、新潟中央インターを降りて競技場に向かった。
今、日本で1番お客さんが来ている競技場だし、さぞや混んでいるんだろうなと予想。(実際この日は4万人入っていて、他の競技場に比べてダントツの数だった。)
駐車場に車を入れるのも大変じゃないかなと予想。
しか〜し、見事に裏切られた!
駐車場に車があふれていると言うことは全然なかった。というか、スペースはかなり余っていた。
大部分の観客達は、地元の人達なのでバスを利用したり、徒歩で来場するらしい。
まあ、田舎の人は駐車料金を払うこと自体、慣れてないというか、駐車場は無料というのが基本だから、2000円という料金は論外なのかもしれないな。
競技場は、ビッグスワンと呼ばれるだけのことはあって、本当に白鳥が羽を広げたような外観をしている。
外壁の作りも、コロシアムみたいで凄く良い。東京スタジアム等と比べたら、雲泥の差があるな。
なにしろ、この競技場は2002年のワールドカップで我が国最初の試合が行われた(カメルーン対アイルランド戦)と言う歴史的な場所だしね。
競技場も素晴らしいのだが、ファンがまた素晴らしい!
おばあちゃんと一緒に来たらしい孫とか、親子3人組とか老夫婦とか・・・とにかく年齢層の幅が広い。
しかも、アビレックス新潟のオレンジのユニフォームを着込んでの来場である。
1年以上、地元では負けたことがないと言うアビレックス。ファンの質も良いわけだ。
さーて、入場だ!
我々が座った指定席はアウエー側の(横浜マリノス)席だったんだけど、周囲はビレックスのファンで埋まってた!
信じられない〜!今まで、見に行った他の競技場でアウエー側までホームチームのファンが陣取っていたことはなかったから。
こんな場所で、いつもの調子で騒いでたら、殺されるかも!?と思ったがそれも杞憂だった。
試合は、昨年のJリーグチャンピオンの横浜が3-1でアビレックスを一蹴し勝利を収めたのだが、新潟のファン達は、荒れる事など微塵もなく、逆ににこやかだった。
チャンピオンチーム相手によくぞ1点を取ってくれたという喜び。これに尽きるんだろうな。
まるで、我が子を応援する様なその姿にとても感動しました。近頃は我が子を過大評価している親が多いけど、ここのファン達はちゃんと我が子の実力を把握しており、それは能力の無さを嘆いているわけでなく、何年にも渡って自分たちが見守ってきたという自負に似たものがあったように見えた。
誇り高きアビレックスファン、それに比べて横浜ファンの情けないったらありゃしねーよ。
試合の流れを無視した、うるさい応援。目の前で旗を振るなよ!見えねーだろが!!
応援ツアーで来たらしいけど、ああいう連中は、試合を見ることはそっち抜けで、応援屋と化しているんだな。
ホント、迷惑な連中だ。
アビレックスのファンは鳴り物は持ち込まないし、旗も振らない。個人個人の応援が集約されて大応援団となっていて、凄い迫力。
驚いたのは、私の目の前のおばあちゃんが、ちゃんとフットボールを理解していて、試合の流れに一喜一憂していたこと。
だってね、私はかれこれ20年以上フットボールファンを続けているけど、そのタイミングが同じなんだもん。
こういうファンに支えられているアビレックスなら、凄く強いチームになるでしょうな〜。と相棒と意見が一致した。
そうしてだ、ここに脚を運んでくるほぼ90%以上の男性が、ハートを鷲掴みされるであろうイベントがチアリーダーによる応援です。^^;
10数名の可愛い女性達が、これまたそそるようなコスチュームを着込んでチアーするわけですから、たまらんですよ!
いや、エッチぽいとか言うんじゃなくて、とにかく可愛いんですよ。これは男性諸氏は必見ですぞ!
これを見るためだけに来場している奴が居ても不思議ではない・・・う〜〜ん、間違いない!!
ハーフタイムに、見とれてしまってトイレ行くのを忘れたのは、私です(笑)。
アッという間に試合は終わって、宿に向かう事にする。

宿営地は、新潟駅の北側。繁華街には近いということでそこに決めたらしい。
私が泊まった部屋はそこの602号室で相棒が601号室だった。
その部屋のドアノブの所が新しい物に換えられていたがその時は気にしなかった。(後述)
取りあえず、荷物を置いてから、晩飯を喰らいに出掛ける。
夜桜はまことにすがすがしい。
ぶらぶらすること20分、ようやくこれは!と思える店を発見。
居酒屋チェーン店には見えなかったが、実はそうだったんですよね。んでも料理は美味しかったです。
空豆の唐揚げはホクホクとして初夏の味がしたし、サヨリの刺身は若い少年のような歯ごたえがあった。
その店の襖に、『人勢、喰い改めよ!』と筆で大書してあったけど、これは巧い!
新潟の週末は早いらしい。時計も21時を回ると居酒屋のお客さんも家路に急ぐ。電気が灯いているのはコンビニだけだな。
我々も、宿に帰って寝ることにするか!
さすがに疲れていたらしく、相棒は風呂に入ったまま寝たらしいし(笑)、私もひとっ風呂浴びたら、TVを見るのも忘れて寝てしまった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ん?暑いぞ〜〜〜〜〜!と目が覚めたのは深夜の2時頃。何故に新潟で暑い?
寝ようと思ったが寝つけれないのでTVを付けてみた。
おお!ヤンキース戦やってるじゃん!素晴らしいタイミングで目が覚めたモノだなと感心。
しばらく観戦。が、気づいたら朝になっていた。(笑)やはり疲れてたんだね〜。

この日は、相棒と別れて、私は1人東京に帰る事になっていたのだが(新幹線で)、相棒も一旦東京に帰る事にしたので、車で移動。
どうせなら、寄り道して花見でもして帰ろうということになって、高田城公園に行くことにした。
北陸道を1時間弱走って順調に到着。途中でシラス丼を食ったが素晴らしく美味かった。
シラスが静岡の由比産だったことを差し引いても(新潟なのに)、満足できたっす!
高田城公園の桜は満開だった。お花見客も多く来園しており、出店も無数にあった。
が、半数以上がたこ焼き屋だったのは何故だろう?(笑)
お堀の周りのしだれ桜は良い雰囲気。親子連れ、若いカップルも楽しそうに過ごしていた。
『チアガールのおねーちゃん、ここにはいないのかねぇ〜!』などと親父丸出しな我が輩達。ホンマ、アホやで。
お堀には錦鯉が悠然と泳いでいたが、おそらくバスもいるらしく、釣り禁止の立て札を無視してルアー釣りをしている不届き者もいたな。
三重の櫓が再現されていて、中に入ってみたが、フローリングの床で敷き詰められていたのは残念

外観はそれらしかったんだけどね。
あと、何かの同好会か写真サイトのオフ会なのか、撮影会をしていたな。何人かの女性モデルを希望の場所に立たせて撮影会をしていたようだ。
なかでもロシア系と思われるショートカットの女の子は可愛かったので我が輩も撮影してみました。(激笑)
皆さん、高級そうな一眼レフを向けていたようだが、デジカメで十分だよ(笑)。

公園をほぼ一周して桜を満喫した我々は、家路につきました。
帰り道に相棒は横川の釜飯をお土産に買っていたな。以前は私も良く行ったんだけど、高速道路ができてからは足は遠のいたかな。
旧碓氷峠を走るのはとても楽しかったし、熱くなれたんだけどね。
年を取ったってことなんでしょうな〜。

いや〜、2日間の運転ご苦労様&ありがとう!>相棒へ

追記:自宅に帰ってから、旅の写真を見ていたら気になる写真が出てきた。
それが、件のホテルの部屋の写真なんですよ。
何気なく、部屋の中からドアを撮した物なんだけど、床辺りに、女の人の幽霊らしき物が写ってたんだよね〜。
ウェディングドレスの様な物を着た女性の横顔に見える。・・・ちがうかもしれんが(笑)
んで、ドアのノブの所が取り替えられている事に改めて気づいたわけです。
ノブの所だけぶち壊して取り替えるってことは、普通は無いですよね。
合い鍵はあるだろうから、お客さんが仮に鍵を無くしたとしても大丈夫なはず。
また、不幸にもお客さんが部屋で死亡した場合でもノブは壊さないでしょう。
これらから判断するに、ドアノブが壊れる様な状況・或いはノブを替えなければならない状況とは?
鍵穴を壊しちゃったらそうなるけどさ(笑)。
そして、心霊写真かもしれない写真という事実から予想すれば、ドアノブで自殺なんかしちゃった女性がいた部屋だったなかな?
う〜〜ん、そんな部屋だったのに関わらず、安眠できた私は一体なんという太い野郎なんでしょう。(激笑)
しかも、ヤンキース戦見えたし。
新潟では幽霊さんも素晴らしいということを発見した旅行でありました!
ア〜〜メン!





うむ!満喫じゃ〜〜!





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