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兵は危道である。と孫子も申しておるように古今東西、忍者は戦いには不可欠であった。 |
南紀小旅行 2003年7月末
●最終日の目的地は『伊勢戦国時代村』である!^^;
日本にはこの様な"時代村"が4つあるらしい。
登別伊達時代村
日光江戸村
加賀百万石時代村
伊勢・安土桃山文化村
これら4村は提携しお互いの特徴を活かしながら発展しようとしている。
何故?伊勢に安土桃山文化村なのか?という疑問は抱いてはいけない(笑)。
場所は伊勢神宮のちょい北。伊勢湾を臨む位置にある。
ここの一番の売りは、何と言っても"安土城"であろう。
陵の上にそびえ立つ天守閣はまるで本物の安土城のように城下を睥睨している。
我々は、時代村に向かう途中、山の天辺にこれが見えた時、感嘆した!近づくにつれて、おお〜〜!すげ〜!
などと大騒ぎする車中の2人。
しかし、良く作ったな〜。趣味の域を超えてるな!一体いくらかかったんだろ?感動を越えた笑いが起こる。
日本人てのは"箱物好き"なんだな〜。
ディズニーランドやユニバーサルスタジオ等に比べたらアトラクションなどは皆無に近い。
乗って楽しむ・操って楽しむと言うような積極的な楽しみ方はできない。
あくまでも文化村である以上、なにがしかの歴史の勉強なりして貰いたいと言うことで、殆どが展示場となっている。
トム・クルーズ主演の『ラスト・サムライ』に8人もの精鋭を出演させたと言う『忍者ショー』や『ニャンまげ』が大活躍するニャンまげ劇場:子供向けの映画が上映されているのだが、大人でも結構笑えて楽しかった。
あとは、『日本伝統文化劇場』や『歴史劇場』で上演される演目がある。
まあ、白眉は『花魁道中』ですね〜。ドナルドダックが行進するどこやらの甘っちょろい企画に比べれば、怖ろしくシュールである(笑)。
一言で言って、巨大なヘルスセンターですな。
入村券売り場で『通行手形』なるものを購入する。大人:4900円(税込み)。
う〜む、高い!高すぎる〜〜!(水爆) しかし、これだけの無駄な箱物を建てた以上、回収するには4900円でも安いのかも知れない。
『関所』をくぐると、そこは時代村。
当時の町民に変装したスタッフ達が持ち場に着いている。
『領民の里』と呼ばれている一の丸地域は、寺子屋などの学問所や歴史劇場や鎧兜の展示館とかがある。
中央には『小琵琶湖』と呼ばれるお堀があり、鯉などが泳いでいた。
この鯉、人が近づくと反射的に集まってくる。エサをくれると思ってるんだろうね。
『戦国合戦砦 鉄砲体験館』なるものがあり、これはもしかして凄いかも!と思って入っていたのだが・・・。
懐かしのコルク鉄砲で射的を落とすという、今時温泉地にさえ無いような怖ろしく素晴らしい(激笑)体験をしてしまった。
しかも、別に金とりやがった!><
『伊賀妖術屋敷』と言うのがあって、人間の平衡感覚を壊すような体験ができます。私、酔いました(笑)。
そして、二の丸地域に移動する。『天上天下道』と呼ばれる長〜いエスカレーターを利用し上界へと上がるのだ。
そこは、忍者の里であった。忍者資料館(ツーショット決めてみた!)・からくり迷路(いわゆる迷路ですな)・ちびっ子忍者砦・忍者修行砦(アスレチックみたいなもん)の様な素晴らしい施設。(苦笑)
大忍者劇場では例の忍者ショーが演じられている。これははっきり言って凄かった!
チャンバラトリオを見て育った私としては、その迫力に腰をぬかさんばかりだった・・・。
まあ、冗談はさておき、必見の価値はあります!
そろそろ、本命の『安土城』を拝みに行かねば。二の丸から本丸まではマイクロバスが出ているのだが、我々プロとしては(なにがじゃ?(笑))、徒(かち)で行きたいものである。
止せば良かったのだが、老体には堪える坂だった。木々の間から天守閣が見える度にすげ〜!と感心しきり。
10分ほど歩いてやっとこさ、本丸に到着。
呆れるほどのしっかりした大櫓門に感動。こんな安土城とは縁もゆかりも無い土地によくぞここまで作ったもんだ。
この再現された安土城は7階建てで推定40mの天守閣を備えています。
各階には、織田信長の天下獲りの流れを、映像で紹介するという"体感劇場"なるものが備えられているのだが。
第一幕の『桶狭間の合戦』でいきなり"大砲"を撃ちまくっている様子が映された。
今川義元が大砲で殺されたなんて言う、凄い展開になってしまっていては見る気もうせるというもの。
折角、真面目にしかも大金を掛けて再現したであろう安土城が非常にもったいないと思う。
わけのわからん映像よりも当時の文化の一端でも分かるような展示物をした方が良かったんではないかな〜。
茶器とか衣服とかで良いんだよね〜。
伴天連との謁見の図もあったが、こんなのなんの意味があるんだろう!?
いきなり、こんなシビアーなもの見せられても、子供にゃ意味わからんだろうし、大人もちょっと引くかも。
天守のからの眺望は素晴らしいのだが、恐すぎで写真が逃げ腰になってます。^^;
そして、ビックらこいたのは、最上階の『黄金の間』。
全くの無駄の極致とでも言うか、誰も見に来てる人は居なかったぞ!(笑)
『手で触らないでください!』の注意書きには笑えた。
天守閣から下を見た時、伊勢湾も見えたのだが、馬場も見えた。
もしや、馬が!(・_・?)?・・・・・・・・おお〜!居た〜!
櫓門の近くに厩があることを発見、行ってみると3頭の馬が居た。
外に繋がれていたこの子の馬房は掃除中の様だった。
安土・桃山文化をたらふく楽しんだ我々は、東京への家路に着いた。
志摩の鳥羽から伊良湖に繋がる伊勢湾フェリーで愛知に渡り、そこから浜松インターまでR42〜R1を走る。
渋滞もなく順調に東名高速に乗れたし、東京まで時間通りに帰ることができました。
相棒の好意でこの様な楽しい一時が過ごせたことに大感謝しております。
ありがとう!\(^_^)/
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何度も言うようだが、すげ〜よな〜〜〜!よくぞ、作ってくれました!!!って感じ。)^o^( |
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