Core2Duo入ってる〜〜!(笑)


*/こんなマシンはどうでしょう?/*

3年以上、無事に動いていたうちのマシンですが、マザーボードが少しへこたれてきていて、IDEやらの速度が遅くなる傾向が強くなってきました。
本来ATA100の速度が出るはずのHDDがATA33でしか動いてないと言う状況になったり、DVDドライブの速度が非常に遅くなる。
これらは、WindowsXPに備わっている一種の『安全装置』ではあるのだが、その安全装置を解除しても速度が元に戻らない。
※データを読む/書く時にエラーが発生すると、漸次その速度を落としていくという迷惑な安全装置がWindowsXPには備わっている※
この場合、Windowsのデバイスマネージャーでそのデバイスを削除して再認識させたり、ハード的に配線を変えてみたりすれば、元に戻る・・・本来は!
ところが、うちのマシンは全然戻らない。お陰で速度が遅すぎるためにDVD-Rにデータを書き込んだりするときにエラーが出まくって何枚も生DVD-Rを無駄にした。
アプリケーションの起動がやたら遅いし、ゲームをやっている時もラグって仕方ない。音楽を聴いてもノイズが載りまくるし・・・。
OSを上書きしたくらいでは直らないだろうし・・・まあ、HDDを初期化して入れ直せば直るんだろうけど・・・それは面倒だ。初期化した段階で、HDDの速度が元に戻ってなかったら、インストールの時間は凄く掛かるだろうし、ちゃんとはいるかどうかも怪しい。今回はマザーボードが怪しいと言うことが根底にあるのでマシンを組み直した方が良いだろうと言う結論に行き着きました。
Abit AI7は非常に扱いやすく、パフォーマンスがでるマザーボードで有ったので非常に残念ではあるが、新しいのを導入することにした。
で、条件は:
@今まで使っていたIDE接続のHDDをそのまま使いたい。勿論、DVDドライブ等も含む。
AAGP接続なビデオカードもそのまんま使いたい。
BPC3200DDRのメモリーも使い回したい。
CCPUは今流行のCore2Duoに載せ換えたい。

これら4つの条件を満たすマザーボードが存在するのか?あったら嬉しいな〜。の無い物ねだり的な要求なのだが・・・。
常識的に考えてみて、Core2Duoを載せたければ、Intel945とかのチップセットのマシンが常套手段だし、そうなると、S-ATA接続のHDDしか付けれない/PCIex接続のビデオカードしか付けれないマザーボードが殆どである。
メモリーもDDR2を選択せざるをえない事になり、これは、使い回しどころか、新規マシンを購入することになってしまって、多大な出費が必要となる。
少なくともAGP接続のビデオカードは使い回したい・・・と言うのも、今年の夏に『AGP接続最強のビデオカード』を衝動買い(笑)していたから。
ATIX1950XTシリーズの1本で、オーバードライブ仕様のモノなのだが、あまりにも現状のマシンの(CPU)能力が低いためにその力の半分も発揮していないのだが、是非とも継続使用していきたい。
で、AGPとCore2Duoという検索ワードでググって見たら、なんと、有りました!ピッタリのマザボーが!!
そのマザーボードは、巷では『変態ボード』と呼ばれているAsRockのConRoe865PEと言うマザーボード。
その名前の通り、ConRoe=Core2Duoが使用でき、しかもチップセットが865PE。当に変態だ!(爆)
865PE本来の最高FSBは400*2=800MHzであるに関わらず、1066MHzのCore2DuoやQuadCPUに対応できるという。その場合は勿論オーバークロックでの使用となるので、メモリー等の相性はあって、シビアであるらしい。(PC3200-DDR400のCL2.5を使え!と書いてある)
また、865PEなのでメモリーはDDRPC3200 がそのまんま使えると言う。
ビデオカードもAGP仕様だし、HDDもIDE接続で使える。
これしかない!と結論を出し、早速売っているところを探してみたが・・・とうの昔に生産は終わっていて新品での購入はできなそうだった。2006年の夏に発売されているので、まだ残っていそうだが・・・さすが変態ボード!その命は短い(笑)。
と、笑っている場合ではないのであった・・・このボードが見つからない場合は・・・全部買い直しとなってしまうし、その後のOSやらアプリのインストール/再設置がとても面倒なことになる。
で、オークションに出ているかもと思ってヤフオクで検索したところ、1個だけ出品されていたので、大ラッキーと思いこんで早速落札して購入してしまった。
新品より少しだけ高い買い物になってしまったのは痛いが(稀少且つ変態な為)、買えないときの出費の方が遥かに大きいので、満足しなければならない。
上にも書いたがこのボードはFSB1066のCore2Duo/QuadCoreまで使えるので、選択肢は広い。が、FSB1066だと、メモリーの相性があるので万が一を考えて、オーバークロックの無い800MHzのモノから選ぶことにした。この方が値段もずっと安くなる。約1万円は安い。これは大きい。その分、CPUクーラーに費やせる。
結論としては、Core2DuoのE4500を買うことにした。
このCPUは2.2GHzで2つのCoreが動く。今使っているP4は3.0GHzなので乱暴な計算だが、2.2*2/3.0=1.47 約1.5倍のパフォーマンスアップが狙える。
しかも、消費電力もP4-3.0GHzより20W程度下がる。
将来的に1066MHzのCPUに載せ換える事も考えて、CPUクーラーも同時に買っておくことにした。

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さて、注文していたCPU/CPUクーラーが届いたので、早速組み立てることに。


その名も『ヤク』決して薬ではないんだろうけど、名前を付けるセンスが無いね。(笑)
ファン自体は定評のあるXinruilianでなんと90mmの大口径。ヒートシンク部分は純銅でヒートパイプは付いていないが襞が多いので冷却能力には問題ないだろうと思われる。・・・実際使用時にはコアの温度はアイドリング時で20度前後で安定している。・・・
難点は五月蠅いこと。回転を制御する必要はあるだろう。
左がYak。右がCPU付属のノーマルなクーラー。いかにも冷えなさそうなノーマルに比べてYakが強力に見える。 
CPUをマザーに取り付けてみる。LGA775スロットになって、この取り付け時のトラブルがかなり減ったんだろうと思う。
やはりCPU側からトゲが出ている場合は、曲がったり折れたり、接触不良を起こしたり・・・余計な心配事が増える。
取り付けも簡単だ。
CPUクーラーを取り付けてみる。このクーラーはバックプレートでマザーボードを挟み込むタイプなので、マザーボードをケースに付ける前に、取り付ける必要がある。
CPU交換やクーラーを掃除する場合もマザーボードをケースから外すという手間が掛かる。(上手くやればその必要もないかも知れないが)
で、CPUクーラーの下にあるノースブリッジのヒートシンクだが、非常にひ弱に見える。このマザボー、ノースブリッジが熱に弱いという噂があるので、今まで使っていた奴に換えてみることにした。いざという時にファンも付けれるし。
アルミ製のヒートシンクで上にファンが付けれる金具が付属している。取りあえずはE4500を使っている限りこのままで良いだろう。
これが衝動買いしたX1950XT!クーラー部分にはヒートパイプが備わっていて、ファンも2基搭載しているのだが、作りが悪すぎ(笑)。
あまり冷えないし、とにかく五月蠅い。いずれは、Zalmanとかのクーラーに載せ換えたいと思っています。
その場合、温度センサー類のコネクターを無視してもちゃんと動くかどうかを確認してからやらないとダメだろう。
購入時の状態で使った場合、アイドリング時で42度程度であった。メモリーチップ部分には何らの熱対策もしていないので、個人的に分解してヒートシンクを張り付けることにしてみる。
なにやらわけの分からない配線が、乱雑に繋がれていて、しかもビニ帯でくくってあるだけ・・・さすがGeCube(笑)。作りは悪いね。
まあ、GPUチップはR580で確かに1950シリーズだったので安心した。本来XTはR580+だが、GPUチップ自体に”+”のマーキングがされるかどうかは不明。
カタログ通り、コア675メモリー1400で動いているので、満足ではある。APG最強と言われるSpecは発揮していると思われる。
まあ、ATI純正とかSapphireの作りの良さから見たら、やっつけ仕事の乱暴な製品なので、自分で改良するしかないね。
取りあえず、8つのメモリーチップにヒートシンクを付けてあげよう。
クーラー部分のヒートパイプに干渉しないように注意。1個だけ取り付けれない場所があったが、他の7個には付けれる。
グリスもメタル配合の銀タイプを使ってみた結果、アイドリング時で37度で安定するようになった。
あとは、やっぱZalman製のクーラーに換えないと夏場は乗り切れないだろうな〜。純銅製のヒートシンクが欲しい。
 
●こうして、一応組み上がったマシンですが、パフォーマンスは見事に上がりました。
今までのマシンだとせいぜい5000位しかスコアが出なかったFFベンチ2で9000前後のスコアが出るようになりました。
やはり、CPUがボトルネックとなってビデオカードの能力が発揮されてなかった模様です。
また、ビデオのエンコードの時間も今までの約半分になりました。勿論、その他のアプリの起動や操作も非常に軽くなっています。
このマザーボードの能力は、本来の945チップセットのマザーボードに組み込んだ場合のパフォーマンスの約80〜90%程度なんだそうですが、これは凄いことだと思う。
3世代以上前のチップセット865のマシンでここまでやるとは!
今までの資源を使い回して、尚かつ最新のCPUに対応しているし、何はともあれ余計なお金を掛けなくて良いところがエライ!
暫くはこの変態ボードで遊べそうです(笑)。


※追記※
このボード、SATAの回路が弱いらしく、SATA1に繋いでいると時々認識しなくなります。POST画面でフリーズしてしまうので何が悪いのかは直ぐに判るのですが、面倒です。この場合、SATA2の方に繋ぐと殆どの場合で認識してくれます。が、パフォーマンスが低下している怖れもあり、私はSATAのHDDを外してIDEの方で使っています。
 
2007/12 UP  


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