*/DVDの書き込みが何か変だ!/*

●私のPCには2つの記録型デバイスが導入されている。
いわゆる、DVDマルチドライブと言う奴なのですが、1つは日本製のLogitec社のLDR-H443AK、もう1個はLG社製のGSA-4082B。
Logitecのドライブ本体の型式はGSA-4040Bなので、LGの方が新しい型であることが分かります。
性能もその通りで、Logitec社のがDVD±Rへの書き込みが4倍速なのに対して、LG社のは8倍速になっています。
また、あまり使わないけど、DVD±RWの書き込みもLGの方が速いです。
お値段は、Logitec社の方が倍ほど高いんですよね(笑)。製品に付いていた付属品も、Logitec社は書き込みソフトやDVD視聴ソフトのみ。
それに対して、LG社はソフト、ケーブル、お試し用のDVD-RAM(片面4.7GB)がサービスで付いてました。
とってもお得なLG。日本製とかにこだわらないなら、超お勧めな機種だと思います。

さて、今回の問題点は、DVD-Rへの書き込みが非常に遅い事。
書き込みソフトは、付属していたB's Recordingを使っているのだが、2台のドライブ共に『等倍速』でしか書き込んでくれない。
と言うことは、4.7GBをフルに書き込もうとすると1時間弱掛かるわけです。・・・・4倍速なはずなのに・・・。
DVD-Rへの書き込みは、使用するソフト、使用するメディアに大きく依存する事は分かっていたのだが、対応するメディアを使っても等倍速でしか書き込めないのは非常におかしい。
予算の都合で、8倍速メディアは手が出ないので(笑)、imationとかの安いメディア(4倍速対応)しか使ってないのが駄目なのはわかるが・・・。
ドライブ推奨のDVD-Rメディアは富士、マクセル、TDK、太陽誘電『That'sシリーズ』、パイオニア、三菱化学となっていて、どれも高い!(笑)
まあ、8倍速で焼けなくても、4倍速なら4.7GBを約15分でコピーできるわけなので、かなりの進歩なんですよね。
サトームセンのお兄ちゃんと話をして、実績のあるメディア(しかも10枚で1500円という安さ)を教えてもらって、改めて検証することにした。

●書き込みテストは実際にメディアに書き込まないで『テスト書き込み』で検証。
やってみたが・・・・・・・どちらのドライブも等倍でしか焼けない。ソフト上は4倍で焼くことになっているのに・・・。
B's RecordingのHPを見ても、書き込み速度が遅いなどと言うFAQは無かったし、まあもしかしたらIDEのドライブがうまく認証されてないのかもしれないし、DMAとかの問題もあるのかもしれんな。
と言うか、これは、もしかして焼きソフトとの相性の問題かもしれない。(問題のあるソフトをバンドルするとも思えないのだけどね(笑))
DVDドライブを1個だけにしたり、転送モードをDMAを止めてみたり、色々やったのだが、解決しなかった。
よく言われる、Windows Media PlayerやReal One Playerに付属している焼きソフトとの競合も考えられるのだが、プレイヤー自体は良く使うし、削除するわけにもいかない。
削除しないで解決したいところである。
・・・・・・・・・・・・・そこで、焼きソフトを換えてみることにした!
前のPCで使っていたWinCDR(アプリックス社)シリーズはどうなんだろう?
前使っていたバージョンは7。CDを探し出して、インストールしてみた。バージョンアップも完璧。
早速使ってみる・・・ところが、全て用意していざ書き込もうとすると、プログラム自体が落ちてしまう。やはり競合問題なのかな〜。
アプリックスのHPで最新のバージョン8についての説明を見てみると、『競合問題に関してかなり対処できてます』みたいなことが書かれていて、心をそそる。
一般的に、Windowsマシーンで競合するソフトと言えば、上のメディアプレイヤーとリアルワンプレイヤーだろうから、賭けてみる価値はある。
ダメなら、サポートに電話だ!(笑)
便利な世の中になったものである、ベクターのサイトから直ぐに購入する事ができた。パッケージ売りが5000円以上するのに対してDLだと4000円。
痛い出費だが、これで解決すれば忘れることもできるというもの!
早速、DLしてインストールしてみた。
インターフェースは7を踏襲していて、非常に使いやすい。
適当にファイルを選択して、テスト書き込みをしてみる。
・・・・・・・・おお!倍速になっている!!・・・・・・・ソフト上で4倍速書き込みながら2倍速で焼けている。(ダメなのだが(笑)かなりの進歩)
後一息。
これは、ドライブとメディアの相性もあるのだから、最新のドライブのファームウェアを探してみることにした。
Logitecのドライブは1月に最新のファームウェアが出ていて、それは既に導入している。
LGの最新のファームウェアが配布されているのを発見。すかさず実行!
即、検証してみる・・・・・すると、凄い!ちゃんと4倍速で焼けているじゃないですか!!
紆余曲折はあったが、LGに関してはスペック通りに使うことが出きるようになった。
問題はLogitecの方。IDEの転送方法をDMAにして、試しにやってみたら、おお〜!こっちも4倍速で書き込めるようになった。

一体、何が悪かったのかよく分からないのだが両方共にちゃんと使えるようになったのは非常に嬉しい。
もしかしたら、これ以外にも解決の方法はあったのかもしれない。が、基本的にソフトを換えただけで速度が倍になるてのはやっぱ相性だろうね。
自作PCの場合は、この相性問題が1番の懸念材料。まあ、面白いところではあるのですがね〜。


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