●プラグカバー、ワイパーアーム、ターボパイプのアンダーカバーなどの塗装(2012年10月)
 以前より考えていたプラグカバーの結晶塗装に挑戦してみました。ついでに、ワイパーアームにも塗ってみましたが、結構気に入ってます。
行程:
@塗装剥離剤を使って古い塗装を剥がす。
A塗装の付を良くするためにサンドペーパーなどで表面を荒らす。
Bプライマリーを噴かないで、直接本塗装。
Cプラグカバーの文字部分の塗装を剥ぐ。
Dクリアーを噴いて仕上げる。

備考:
@について・・・塗装剥離剤(リムーバー)に関しては、ホルツのものがとても評判が良い。なので迷い無くアマゾンにて注文してしまった。
【商品名:塗装はがし液 自動車塗装全般 250ml(税込み1,061円、2本分+送料=2,647円】
量的に全然見当も付かなかったので、余裕を見て2本購入したが、今回の作業なら1本でも余裕で足りた。
うす緑色のネバネバした溶液を、ジャムの空き瓶に移し替えて作業を開始。
【注意】作業時には必ずゴム手袋を着用する事。トイレ掃除とかに使う薬品に強いヤツじゃないと溶けますので要注意。
素手に付いちゃうと刺すような痛みがあり、薬品火傷のような感じ。石けんで洗い流したら大丈夫だった。

塗装面に刷毛を使ってベタベタと塗りたくる。塗った直後から塗装部分がひび割れて剥離してくる。
が、ここで焦って直ぐに剥がしに掛からない方が良い。
塗りすぎなんじゃ?と思うほど剥離剤を塗りたくったら30分ほど放置して、剥がしの作業に移った方が効率は良い。
私がやったやり方は、おもむろに流し台に持っていき、水流を掛けながらブラシでごしごしと洗い流すといった感じ。
剥離せずに残っている部分は食器を洗う用のアルミたわしや鍋のコゲを落とす時なんかに使うステンレスたわしを使った。
クレンザー系のカネヨンも使った。
プラグカバーは今回赤色に塗装する理由から、元々の黒塗装を完全に落とす必要があったが、ワイパーは同じ黒色に塗るのでてけとーに作業を終える。
 
※このホルツの剥離剤だが、巷言われているほどの性能は無い。それに、高い。
因みに近所の大工センターには500ml入りで1,000円の他社製品があり、随分安上がり。次回はそちらを使ってみようと思った。

Aについて・・・プラグカバーについては、320番・1000番の耐水ペーパーを使い分けて凸部分をつるつるに。
その後、台所用洗剤で綺麗に洗って、一晩乾燥させた。

ワイパーアームにはペーパーを掛けていない。
※今回使ったもの:ジャムの空き瓶、刷毛、塗装はがし液、VHTの結晶塗装スプレー(赤と黒)、VHTの耐熱クリアスプレー
Bについて・・・使った塗料は、VHT社の結晶塗装スプレー。送料・代引き手数料込みで1本あたり約1,800円。
塗り方としては、「塗料が垂れる寸前くらいまで一気に塗って、という行程を数回繰り返し、完全乾燥する24時間待機せよ」みたいな注意書きがあり。
時間をおけば置くほど細かい結晶塗装の仕上がりになるらしい。本来はその後、熱を当てて焼き付けしないとイケないのだが・・・うちにはそういう設備はない(笑)。
大工センターなどで家庭用のハロゲンランプを購入して、それを熱源に使うという方法もあるのだが、予算の都合上却下!(悲)
なので、今回は完全自然乾燥で行く。
ところで、このVHTのスプレーはとても細かな霧になるので塗りやすい。塗る前にはお湯につけて温度を上げる・疲れるくらい缶を振る等の必要事項有り。
※塗装後4時間後の様子。プラグカバーは5回くらい念入りに塗装を繰り返した(30分ごとに)。当日の気温が20度くらいしかなかったので乾きが悪い。
手で触ると、塗装面が動く。
だが、非常に適当に塗った(3回くらいしか塗装してない)ワイパーアームの方は綺麗な結晶模様が出ている。
※ひいき目に見れば結晶塗装になっていると言えなくもないが・・・これは厚塗りしすぎたのかもしれない。 
※塗装後24時間の様子。見た目ほぼ完璧な仕上がり。 手で触っても全然大丈夫なくらい乾いている。
 
※綺麗な結晶模様が浮き出ている。
Cについて・・・塗装後2日。プラグカバーはやっと手で触っても大丈夫なくらい乾いた。完全に乾いてしまう前に、凸部分の塗装をスクレーパーで剥がした。
しかし、2日経っているのに、プラグカバー表面近くはまだ乾いていなかった。これって、厚塗りしすぎた事とやはり気温が20度くらいしかなかった事が影響しているのだろうね。
強引に剥がしちゃったりすると凸部分以外もくっついて剥がれそうだったので、あと2日間待ってから再挑戦。この時は綺麗に剥がれました。(画像は取り忘れました)
 
ある程度、スクレーパーで剥がしとった後、1000番の耐水ペーパーで水研ぎしました。水を掛けたらマズイだろと思ったが良く乾かせば問題ないだろうとタカをくくった。
綺麗に研ぎ終わってから、丸2日間自然乾燥させて、耐熱クリアを一吹きしました。その後2日間乾燥させてからデル吉に装着。
※プラグカバーは装着した後にエンジンの熱によってある程度の焼き付けがされると思うのだが、ワイパーの方は全くの自然乾燥なので直ぐに剥げてきちゃうかもしれない。
熱くなったヘッドカバーの上に載せて置けば焼き付けができたりするかな!?
まあ、剥離剤もスプレーもたんまり余っているので、ダメならやり直す事はできる。その点お気楽モード〜。
-Before-
-After-
-Before-
-After-
 
※あとがき
プラグカバーやヘッドカバーを結晶塗装する・・・なるべくお金を掛けないでという条件だとDIYになる。
今回やってみて判ったのは、塗装をする時の気温が非常に大切だと言う事。おそらく、夏場にやった方が良い。(30度以上あった方がいいかも)
あと、厚塗りしすぎてはダメ。案外てけとーに塗った方が仕上がりは良いかもしれないと思った。 
素人仕事とは言え、遠目には(ここ肝心!)綺麗に仕上がっているし、満足できる作業であった。
これって、業者に頼むと3万円くらい掛かるわけだし、なんか凄く得した感じ(笑)
さて、どのくらい保つやら楽しみだ!次は、来年の夏にヘッドカバーを塗ろう!と思います。
[おまけ]
片付けをしていたら、昔使っていたSPARCOのペダルが見つかったので、これらも塗ってみました。使ったのはガーデニング用の黄色いスプレー。
仕上げは同じくガーデニング用のクリアスプレー。ブロック塀なんかに塗れるヤツです。
本当にてきとーに4〜5回塗ってから、丸1日乾燥させてクリアーを噴いただけ。
結晶塗装に比べ、乾きは格段に早かった。恐るべし、ガーデニング用の塗料也!!
こいつの取り付けは本体のペダルに穴を開けてボルト止めするのが本来だけど、なるべく穴を開けたくなかったのでちょっと工夫した。(写真参照)
 このステーを本体のペダルに巻き付けて固定してしまおうという魂胆。
2箇所で止めるので、走行中に取れたりはしないだろうけど、万が一動きまくるような事があれば、穴を開けなきゃイケないだろうな〜。


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