●車検だ!車検っ!(2012年3月)
2代目デル吉君を購入した時に、長く乗れるようにと水回りやらベルト類やら電装系は新しいものに入れ替えて貰いました。
その結果として、通常は車検毎に換えるべきタイミングベルトは4年間保ちましたし(強化品を使っていた)、バッテリーもギリギリ4年間使えました。
なので、前回の車検時には交換するモノもなく非常にリーズナブルにクリアできたんだけども、今回はそれなりの費用を覚悟して車検に臨みました。
結果、つい最近のクラッチのマスターシリンダーのオイル漏れ修理時同様に、思わぬ攻撃を受けてお財布が空っぽに・・・(笑)
上写真に示す様に、タイミングベルトと水ポンの交換は致し方ない。
ベルト自体は、まだまだ保ちそうでしたが、水ポンはシール部分から冷却水が滲んだ形跡が有ったという事でした。
ベルトは今回も強化品を入れて貰いました。殆ど距離乗っていないので4年間も保ったとも言えるのですが、やはり強化品としての素材の耐久度で年月による劣化も抑えられたのではないかと思っております。
オルタネーターベルト、バランスベルト、各テンショナー類を交換して貰って一安心と言うところでしょうか。
その他としては、バッテリー、クーラントの交換で完了となるはずでした。
エンジンオイルはDIYで交換したばかりだったし、ブレーキ/クラッチオイルは昨年の9月に交換していましたからね。
昨年は春先に廉価とは言え車高調を入れてしまったし、9月にはエアコンのコンプレッサーの交換を余儀なくされ散財してしまったので、今回の車検は最小限に抑えたかったのにしょうもないところで予定が狂った。
 
主治医に車を預けた翌日、ライトが点かないと言う連絡があった。前照灯、特にロービームは殆ど使っていない。反射板のメッキが剥げ落ちているので点けても意味がないからであるが・・・。
普段は、スモールが点いた状態でフォグランプを点灯させて走行していたわけで、そのせいで玉切れしてる事に気づかなかったのは仕方ないわな、H4の電球くらいなら安いものだなとタカをくくっていたわけです。
しかし、原因は玉切れではなくコラムスイッチ不良(笑)。これって、コラム全取っ替えですよ。随分昔に1回交換した事が有るのだが、部品代が4万くらい掛かった様な気がする。
現象としては、コラムのライトスイッチを回した時にカチッと切り替わらないとイケナイのに、グニュって感じになったらヤバいと思ってください。
接点が合わないで空回りしているのなら、分解して何とかなりそうなのだが、これがそうでもないんだよね。
その、昔交換した時の事だけども、4万円を払うのがイヤで、そこはそれ自分で分解して治そうとしたわけですよ(普通そうしますよね)。
ライトのスイッチ部分はネジで組み立てられているわけではなく、リベットというかハトメで留まっているのでそれを壊してバラしてみたんです。
開けてみてビックリ。大昔、小学生の時に買った事がある『学習と科学』の付録に付いていた回路の方が出来が良い!(笑)
コラム軸に接点があって、それを回すとシャシー側の銅板で作られた接点に合わさってスイッチが入る仕組み。文字だけではその幼稚な様子が伝わらないのが歯がゆいですが。
とにかく、手作り感があるというか、機械化された工場で流れ作業によって作られたものじゃねーだろって代物でした。
で、グニュグニュになるのは、接点及び可動部分に塗られているグリスが腐って溶け出していたのが原因。
まあ、作りがシンプル且つ、リレーやらIC部品とかは使われて無さそうに見えたので、部品を全部外して、接点をクリーナーで洗い、それでも不安だったので、ペーパーで磨いたんです。
テスターで調べたらちゃんと通電していたのでOKかなと判断して、元の状態に組み直し。
壊したリベットの代わりに3mmだか4mmのビスを使って組み立て直したです。
コラムを回すと、カチッ!と切り替わるようになってるし、よっしゃ!これでイケるじゃん、4万円得した!と大喜びで、デル吉に装着してスイッチオン!
おお〜〜!ちゃんと点くじゃないの。俺ってエライ!天才かも〜〜!と悦に入っておりました。
・・・しかし、もう1回試したら点かなかった・・・・と言うか、それ以降、何回やっても点灯せず。
たった1回で、接点が焼けたのか??こんな単純な回路でどこがどうなるっちゅーねん!・・・・
結局、イタリア製品の部材の品質が悪いのが原因だと判断して、何やってもダメだろうなこりゃで諦めて4万円何某かをお支払いして新品に交換して貰いました。

 そういう経験があったので、今回のこの件に関しては、報告を聞いた瞬間にカチッと4万円スイッチが入りました(核爆)。
その4万円というのも、遙か昔の18年前の値段なので今時点で幾らかかるのか?大体、そんな部品が売られているのか?不安でしたが、どうやらどこかのOEMメーカーが新品を作っているそうで、値段は36K円。
16V用は無いが、Evo用をちょっと工夫して取り付けるそうな。(回路がちょっと違うってメカの人が言っていた)じゃあ、お願いしますと相成りました。
でも、今から思うに、車検をクリアするだけのためにこの出費は痛すぎた。前もって気づいていれば、ライトだけ単独で配線を引っ張ってきてトグルスイッチかなんかで点く様にしとけば良かったんだよね。
どうせ、普段は使わないわけだし。
 さて、もう1個のサプライズは足回りのブッシュ。リアのブッシュが潰れていたらしい。フロントには前オナーがシリコンの強化品を入れていた様だったが、リアはノーマルを使い続けていたらしく、さすがに20年も経てば潰れるわな。
強化品を付けてもらう事にしましたとさ。
バッテリーはYUASAのOEMを使ってきて、4年保った。
1代目の頃に比べれば、走行距離も1/10位だし、2週間に1回乗るかどうかの怠慢ドライバーに成り下がっているので、もっと早く上がってしまうと思っていたのだけど。これは嬉しい驚きである。
1代目の時は、Vartaは2年保たなかったし、Boschは1年しか保たなかった。
オルタネーターが不調だったわけでも無いのだが、オーディオパワーアンプを2個積んでいたのが原因だったのかな〜?
でも、殆ど毎日乗っていたので、充電されていたはずだよな〜。
まさか、バッテリーに巻き巻きした断熱シートの効果か!?
だったら、うれしいな\(^_^)/

今回、交換したのはBoschのOEM。値段が12Kなので多分そうだろう。
さて、今度は何年保つか・・・それが楽しみ。
【あとがき】
デル吉が車検から戻ってきて、乗り心地が良くなった。要因として考えられるのは車高の調整。
昨年サス交換の時に設定した車高では車検に通せないので3cmほど上げたらしい(前だけね)。
前後同じ高さになる様にしていたはずが、なぜかかなり前傾になっていたらしい。(乗ってる本人は気づいていなかった(笑))
たった1年で、そんなに縮む?ヘタる?使えねーじゃんラルグス。と思ったんだけどその時の担当のメカさんに聞いたら、同じ高さじゃなくて同じ長さに調整していたとの事。
そうだよな〜。駐車場の輪留めからエンジン下の牽引用のフックまでの高さはこの1年間変化していなかったし、サスがヘタったわけではない。
車検通した後で、再び15mmほどサスを落としてくれたらしく、その設定がラルグスにビッタシ合っているみたい。
コーナーリングが気持ちいい。1つ上のギアで曲がれる。満足満足!
 何だかんだで、今回の車検費用は30万円の大台を超えてしまいましたが、1回走りに行けば綺麗に忘れてしまえるアホな性格なので大丈夫でしょう(爆)。


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