●デルタのHFエンブレムを復活させる
2代目デルタですが、納車時にLanciaの楯型のエンブレムとボディー左右に付けられているHFエンブレムが新品のものに交換されたのは以前に述べました。
ボディーの前後に付けられているLanciaのエンブレムは3年以上経過しても、ひび割れや色が褪せるということはありません。
が、HFエンブレムについては、ちょっと問題あるみたい。
主治医の申すには、これらのエンブレムやマーカーの類は、とうの昔にイタリア本国では作られていないので、日本国内で補修部品として作られているということ。
それに、このHFのエンブレムはイタリア本国で走っているデルタには付いていないと言う事らしい。
どういう事かというと、元々、この位置にはウィンカーランプが付いていたらしく、輸出される時に、相手国の道交法に合ったようにウィンカーの位置が変えられたための穴隠しのために貼り付けられたらしいのだ。
そんな事情があるとは言え、デルタと言えば『HFの象さんマーク』という印象が強い人が多いのではないでしょうか。
で、ですが、この日本国内で作られた補修用のエンブレムは・・・本当に国産なのか分からないのだけど・・・品質がすこぶる悪い。
金属のプレートにマークが付けられているところの貼り付けが甘いせいで、マークがゴッソリと剥げ落ちる。
1年ぐらいなら大丈夫だと思われるが、我がデル吉のものは2年目を迎えてからすぐに、剥げ落ちてしまった。
1回は、洗車している時にとれた。もう1回は、高速道路を走っている最中に剥げ飛んでしまったみたい。そうならないように、マークの輪郭部分にシール材等を流し込んで固定しておけば良かったかもしれない。
なので、今デル吉の左右には、銀色のプレートのみになってしまったエンブレムが付いている。これは、あまりにもみっともない。
新しいのを買えばいいのだが、1枚あたり、3000円位するし、同じ品質ならお金が惜しい(笑)。
そこで、1代目に付いていた・・・ボロボロになっている・・・エンブレムの復活作戦を実行した(おおげさ)。
●やる事は簡単!
@劣化してザラザラになった表面を耐水ペーパーで磨く。
Aアクリル研磨剤で表面をツルツルに仕上げる。
B表面保護のために、クリアーを噴く。
そうして出来上がったのが、上写真の右側のエンブレム。
HFの文字が陽に褪せてクリーム色になっているのはどうしようもないが、かなり復活したと言っていいかも。
あとは、表面に塗ったクリア(アクリルシリコン樹脂)がどの程度、太陽や風雨雪に耐えれるかが問題。
※追記(2010/12)
剥げ落ちてしまった補修用の方のエンブレムを綺麗に磨いて、プレートに貼り付けていた時、面白い事を発見した!
先ずは下の写真を見て欲しい・・・左の2枚はデル吉に元々付けられていたオリジナルと呼べるエンブレム。
右上は、走行中に剥げ落ちてしまって地金のみになってしまったもの。右下が、補修用のエンブレムを磨いたもの。
よ〜く見ると分かるのだが、象さん(エレファンティーノ君)のデザインが違う!
拡大してみると、この様になる。
象さんの角がオリジナルは身体と同じ赤色。補修用は角らしく白く塗られている。目の表現も微妙に違う。爪や尻尾のデザインも異なる。
本社ランチアの意向が反映されているのか、版権の問題があってこうなっているのか、作った人のユーモアなのか・・・理由は定かではない。
が、私のように気にしなければ誰も気づかないだろうし、気づいた人だけがほくそ笑む事のできる素晴らしいユーモアだと私は受け取った。
オリジナルの象さん
補修用の象さん
※※追記(2011/3)
地金だけになった、プレートが無性に悔しくなって、自作のエンブレムを作ってみた。 
このページのロゴを使ってみたのだが、縦横比は大体あっている様だ。
フィルムに家庭用のインクジェットプリンターで印刷し、貼り付けた後、防水のシートを貼り、その上から上記で使ったクリアー材を吹き付けた。
遠目には、良い感じに見えるのでは無かろうか?(笑)。
※※※追記(2012年5月) 張り替えてから1年以上経ちました。上から噴いたクリア剤は十分役に立っています。耐久度高いです。
銀の縁周辺の気泡みたいなのは、もとから。20年以上前のエンブレムが使えている事に感謝。


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