●水回り
Deltaのウォーターポンプは弱い。
というか、水回り関連の補器類が壊れやすい。
ラジエーター自身、パイプ類、リレー。国産車とは違って、リザーバータンクというモノがない。いや、あるにはあるがリザーバータンクに圧力弁が付いている。
ただのプラスチック製品のタンクをラジエーターの一部として使っているわけだ。また、ラジエーター本体にドレンパイプもない。
国産車では、DIYでお気軽にできる、ラジエーターの洗浄をやるにも一苦労だ。
このラジエーターリザーバータンクに付いている純正の圧力弁が結構壊れる。壊れるとここから空気が入る。空気が入ると水温が上昇する。そうなるとオーバーヒートしてしまい。エンジンに大ダメージを与えることになる。
私のケースは、先ず、車検時に車を取りにいった時、ウォーターポンプから水が漏れているのを無視して引き取ったのが大間違いだった。(笑)
いや、笑える話ではないのだが、この車検を出していた『超有名Delta系ショップ』の人が言うには『ま、取り敢えず直ぐに壊れることはないから、症状が酷くなったら修理に出してください』などと言うものだからね。
今なら、絶対にその場で直して貰うのだが、そこは『Delta初心者』の怖いところ。
2Lのペットボトルに水を積んで乗り続けていたわけ。補給しながら走っている分には大丈夫そうだったのが間違い。
しかし、水が漏れると言うことはそこから内部に空気が入っているわけなので、水温は異常に上昇する。
案の定、圧力弁は圧力に耐えきれず間欠泉状態で水を噴き上げるし、ラジエーターのホースが真っ二つに裂けた(爆)。
いや、笑える話じゃないけどね・・・くくくっ
結局、エンジンオーバーヒートで2番シリンダー内に水が入り込むというオチ。
エンジンオーバーホールだけならまだマシだが、その他の水回り部分にも影響は出ており、結局は完治しなかった。
※金色に輝く真鍮製の純正の圧力弁。
そこから伸びているアカ茶色のホースが圧力弁のドレン。
異常水温になると、このドレンから温泉の源泉の如く水が噴き出す。
確か、このリザーバータンクも新品に交換した憶えがある。
キャップを取り付けるタンクの口金部分が壊れていた。
キャップはオートバックスなどで売られている国内産のヤツに換えたこともある。
 
※左:純正の圧力弁
右:国内産の市販品

市販品の方が多少限界圧が高い。
 
※2番シリンダーに水が入っていた右上の写真がその部分拡大。ガスケットを見ただけでは私には良く解らなかった。
 
※エンジンオーバーホールで交換されたシム類。
この時は、これで水関係のトラブルからは解放されると思っていたが・・・・・。
ラジエーターのファンが停止し、再びオーバーヒート。
この時はラジエータのリレーが壊れていた。

その後もペットボトルに水を積み込み、しかも成るべく市街地を避け、遠乗りも控えるという・・・・『何のためにDeltaにのってるんだ?』的な乗り方しかできず。
元はと言えば、自分の判断ミスなのだが・・・授業料はとても高く付いた。
 
※リザーバータンクのラジエーター側に繋がるパイプの付け口からもバンバン漏れる。
いや、この写真時は漏れていませんけど^^;
 
※左画像はホース部分より気泡が出ていることが解ると言う決定的瞬間!(悲)
これが何処から漏れているのか?を見て貰ったところ、エンジンシリンダーに水が入っていることが判明した。
 


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